2013年3月28日木曜日

携帯端末用のウェブサイト構築。

こんにちは。
先日、Googleが携帯、主にスマートフォン向けに、どうウェブサイトを作ればいいのかというまとめを発表しました。

https://developers.google.com/webmasters/smartphone-sites/?hl=ja


記事では、今話題の「レスポンシブデザイン」の推奨と、その導入の仕方についてのレクチャーが主な内容になっています。つまり、今後レスポンシブデザインでウェブサイトを構築することが、Googleの対策として非常に大きな意味を持つということでしょう。


レスポンシブ(Responsive)を辞典で調べると、「すぐ反応する」「敏感な」といった訳が出てきます。ざっくり言うと思春期の男の子のことでしょうか。
つまりレスポンシブデザインとは、モニターの幅が変わった時に、敏感に反応してレイアウトがモニター幅に合わせて変わるような作りという事です。



今までは、パソコン向けと、スマートフォン向けに、URLを分けて制作する場合が多かったと思うのですが、これですと、同じコンテンツを2つ作らないといけないとか、同じコンテンツが2つにわかれているので、アクセス的にもったいない、というデメリットがあります。

そこで、レスポンシブデザインにウェブサイトを変更することで、「1枚のHTMLファイルでそれぞれの端末に対応できる」ようになるんですね。そうすると、アクセスも統合できるし、ページの管理も楽になります。

インフォアスリートでは、新しく構築した不動産ポータルサイトでレスポンシブデザインを採用しています。
大規模な検索ポータルでの採用は珍しいのではないかと思いますが、ご参考ください。

ヘヤジン http://heyazine.com/


今までの構築では、スマートフォン用にビューを用意し、Jquery mobileを使っていましたが、スマートフォン用のビュー調整という問題だけではなく、表示速度にも問題がありました。
レスポンシブデザインでは、最初の導入時にある程度コストがかかりますが、運用面や表示速度でのメリットが大きいと感じています。

今後ウェブサイトの構築をお考えの方はレスポンシブを考慮した方がいいのはないでしょうか。
見た目にもかっこいいですし。


あと、言い忘れましたが、僕もレスポンシブです。


2013年3月25日月曜日

さらば安売り

3月12日の日経ビジネスオンラインで、「さらば安売り」と題された記事が掲載されました。
町の小さな家電販売店が、量販店の2倍の値段で製品を販売している、というものです。

読み進めていくと、この販売店は、単に家電製品を売るわけではなく、取りつけ・メンテナンス・故障対応といったアフターサービスはもちろん、それだけではなく、「お客様を病院まで連れて」いったり、「お客様の好きな番組の録画設定」をしてあげたり、雨どいの掃除、郵便物の受け取りなど販売した製品とは関係のないサービスまで徹底して行い、お客様の絶大なご贔屓を獲得しています。
一見、物凄い無駄がありそうで、そんな時間ないと、と思うかもしれません。しかし、お客様の生活にまで入ることで、「量販店だと半額で買えるけど、同じ買うならあそこがいいわ」と引き出すことに成功しています。

今はインターネットを使って簡単に最安値を探せる時代です。とにかくコスト削減し、人員削減し、減った人員の分まで働き、必死で販売価格を下げても、どこかのお店で1円でも安い価格が付けられると、見向きもされません。
安さで爆発するのは、自分自身かもしれないのです。

「世の中には、価格を重視する顧客ばかりではない。」

この家電量販店の言葉は、とても大切だと思います。

最近お勧めされて読んだ本に、「ダン・S・ケネディの世界一ずる賢い価格戦略」という本があります。
まさに、安易な値下げ競争に突入することの危険を説いています。
そして、いかにして適切な、時には通常の価格より高額の値付けをしながらも、自社の商品やサービスをお客様に喜んで購入してもらうか、そのためのメソッドが紹介されています。


「価格だけを重視しているのではなくて、○○を重視している」顧客を設定する。
そこにシフトすることで、価格競争を避けるだけではなく、同業者とは違う地位を確立することができます。

私たちの業界もどんどん価格は下がってきていますが、そのような地位を如何にして獲得するか、考えどころですね。


さらば安売り! ウチは「量販店の2倍の価格」でテレビが売れる


2013年3月5日火曜日

反響の出るホームページ、出ないホームページ

インフォアスリートでは、会社ホームページ用のGnoibox、不動産に特化したTown360°というCMSサービスを提供しています。
どちらも簡単にホームページの内容を更新でき、会社ホームページを手間をかけずに運用することができるサービスですが、その代わりに双方ともゼロから作る場合に比べると、カスタマイズの自由度は少なくなっています。
特にTown360°は、レイアウトが固定され、デザイン的な違いはカラーバリエーションを選ぶという方式で、非常に手軽にホームページを作れる反面、各社の違いが出しにくくなっています。

そのような中でも、多くの反響を獲得している会社と、反響のない会社が、はっきりと分かれています。
反響を獲得している会社は、いったいどこで差を作っているのでしょうか。


それは、「テーマの絞込み」と「コンテンツ」にあると感じています。

テーマというのは、例えば場所です。
うちは渋谷が中心だけど、新宿も中野も紹介できるし・・・とテーマを広げてしまい、「渋谷、新宿、中野の不動産なら!」なんてキャッチフレーズにしているホームページ、よく目にするのではないでしょうか?
例えば「犬の専門店!家電もあります!プリントもおまかせ!」だと、いったい何のサイトか良くわかりません。検索エンジンは、そのサイトのテキスト情報を解析して、そのページが何のテーマについて書かれているページなのかを定義付けしていきますので、テーマが分散していると、検索エンジンにかかりにくくなっていくのです。そのため、こと検索エンジンに対しては、勇気を出してテーマを絞ることが大切です。もしもテーマが複数あるのなら、複数ホームページを作る方が良いです。

そしてコンテンツ。
オリジナルで質の高いコンテンツは、人を惹きつけると同時に検索エンジンにも評価をされます。反響のある会社さんは、やはり他の会社さんに比べると、自分で書いたコンテンツをしっかりと記載しています。

検索エンジンにかかりにくい、反響が出にくいとお悩みの方は、まずはこの2点を見なおしてみてはいかがでしょうか。

Gnoibox
http://www.infoathletes.com/gnoibox

Town360°
http://town360.unitedia.jp/