2013年9月3日火曜日

古代ローマから学ぶ。

紀元前753年に、イタリア半島の沼地に、羊飼いやゴロツキが集まった小さな集落ができました。
後にヨーロッパからアフリカまで支配する大帝国を築いたローマです。

その2代目の王になったのが、ヌマ・ポンピリウスです。



当時ローマは、初代の王ロムルスに率いられて、戦争に明け暮れ、危ないながらも勝利を重ねて勢力を伸ばしてきていました。
ゴロツキの集団が大きくなってきた今、ヌマはローマに法と秩序が必要であると考えます。

そこでヌマは平和の神殿を建立し、カレンダーを作り、法律を定め、神への儀式を定着させました。
礼節や、法に順ずる誓約、信義がローマ人に身についてくると、近隣諸国からの態度も変わっていきました。

こうしてヌマの在位中に力を蓄えたローマは、3代の王からまた大きく勢力を伸ばしていくことになります。


物事には、段階と、その段階において必要なことが違います。
ローマが成長を遂げる中で、次の成長に必要な準備期間が、ヌマの統治でした。


拡大路線を突き進んできたグリーがついに赤字に、なんていう記事が出ていましたが、成長段階に応じて何が必要かを考える必要がありそうです。
そうやって成長段階に応じて必要な対策を取りながら成長していけるスピードというのが、ビジョナリーカンパニーにいう20%成長なのかもしれませんね。