2014年6月4日水曜日

年末年始にカンボジアにいった話

年末年始、憧れのアンコールワットを見に行ってきました。
海外ツアーで行こうかと思ったのですが、12月27日を超えた瞬間にツアー代がウナギ登りに上昇するので、諦めて個別に航空券と宿泊予約をしました。
アシアナ航空で仁川国際空港から金浦空港への5時間の乗り換えという苦行を経由し、シェムリアップ空港へ入国、そしてプノンペンから帰国するという周遊の旅予定。あとはもうケセラセラのノープランです。

旅費

まずは旅費から行きましょうか。気になりますよね。
航空機はスカイゲート(http://www.skygate.co.jp/)さんで、
往復74,000円+燃費21,250円+手数料3,150円=98,400円

最初はフリープランのツアーとか探したんですけど、12月の26日から27日になったとたん金額がトパーンと上がるんですね。仕方ないので航空券だけで買いました。オフシーズンだと7万円あたりでしょうか。

ホテルは、
アンコール パール ホテル (Angkor Pearl Hotel)に2泊で3,934円
アンコール ミラクル リゾート & スパ (Angkor Miracle Resort & Spa)に2泊12,533円
フランジパニ ロイヤル パレス ホテル (Frangipani Royal Palace Hotel)に2泊10,850円
です。1泊あたり4,552円ですね。後半、ちょっといいホテルに泊まりたかったので値段があがりましたが、安く済ますのなら1泊2,000円くらいでいけますね。

滞在中は、観光地に入るたびに入館料などなかなかの金額がかかります。
食事は現地の食堂だと安いと思いますが、観光客向けのレストランだと1食800円くらいはかかります。
アルコールは安くて、ビールはジョッキ2.5$くらい。でも17時前後にハッピーアワーで半額とか、よくあります。ウィスキーなんかも波々注いでくれて、コスパ高いです。

あと、ちゃんとメニューとレシートを見ないと、いつのまにか金額あげられてることもありましたので、そんなときは店員さんとバトルしました。

ネット環境

ネットはもう全然でしたね。ソフトバンクiPhoneもローミング対象地域とありましたが、まったく入りませんでした。旅の途中でホテルに飛び込んで、wifi使わせてもらったり。
ホテル内でも、部屋だとwifiがすぐに切れるのでエントランスでネットしてたりしました。

観光

そんなわけで、12月29日12:20に日本を出て、韓国で5時間乗り換え。
アンコールワットのあるシェムリアップに夜22:50着きました。
さすがに到着時間が夜遅いので、最初のホテルには事前に連絡をしてトゥクトゥクを手配してもらっていました。空港でドライバー、ボランさんに合流して、無事にホテルに。
そこでボランさんと交渉をして、滞在期間案内してもらうことにしました。話した感じ凄く良い人ですけど、やはり向こうも家族を養っていますので、都度交渉です。
次の日は新しい世界遺産プレアヴィヒア寺院に連れて行ってもらうため、車を手配してもらいました。(これが最初の交渉だったから失敗。年末年始だからということで110ドルもかけてしまった。)

12月30日

朝からボランさんと合流。友達という車ドライバーとともに出発です。110ドルも払ったからか、ドリンクを用意してくれてて、トランクに氷つっこんで冷やしてくれていました。ワイルドだ。

プレアヴィヒアはシェムリアップから車で3時間くらい。タイとの国境です。けっこうな旅でした。途中、地元の食堂でランチを奢ってもらいました。


プレアヴィヘア寺院は山の上にあります。麓に着いたら、バイク便に乗り換えです。入山料も込みで5ドルだったかな。急斜面をバイクで疾走。凄い楽しかったです。

寺院は5つくらいの建物が長い廊で縦に繋がっていて、壮大。

寺院を抜けると有名な絶景写真スポットがあります。
この遺跡をタイと取り合っているので銃を持った兵士とその家族が暮らしています。渓谷の向こうにタイ軍が見えます。僕が行ったときは情勢が安定していましたが、念のため行く前には確認したほうがいいですね。

帰りは伝統舞踊のショーがあるというので連れて行ってもらいましたが、アンコールワットの歴史、みたいな内容で、レーザービーム出まくりの現代的なショーエンターテイメントでした。それなりに楽しかったですけど、思っていたのと違う。
50ドルくらいしたかも。

12月31日

この日はアンコールワットを見ました。
かなり壁画など修復が入ってるようですが、あまりに壮大な建造物は圧巻です。きてよかったー

タ・プローム寺院
残念ながら補修工事中で詳しくは見られませんでしたが、樹木に覆われた寺院。時が止まったかのような厳かな雰囲気がありました。


2013年最後の日没を見たいとボランさんに相談したら、東の方にあるプレループからの日没が最高だと勧められました。「ただし5ドル追加だ」と。
いやー・・・・
高いし。アンコールトムから宿への帰り道にプノンバケンという山があって、そこからの日没も良いとガイドに書いてたので、そこに寄ってもらうことにしました。

で、最高の日没が見れたのですが、ボランさん「日没見たから5ドル追加くれ」と。
いやいやいや、離れた場所にあるプレループにわざわざ寄るから5ドルであって、日没そのものは5ドルじゃないでしょ!帰り道なんだし!と反論して納得してもらいました。

その後はパブストリートで夜まで最後の1日を楽しみました。
やたらと痛い全身マッサージに挑戦したり。
カエル料理にも挑戦。2匹1皿だったのですが、交渉して半分にしてもらいました。なかなか美味しかった。最後まで挑戦の2013。
年越し花火

1月1日

この日は2014年初日の出。こちらは事前に交渉していたとおりに追加料金をちゃんと払って、ボランさんに連れて行っていただきました。アンコールワット、朝からすごい人でした。7割日本人ていうのも頷けるくらい日本語乱舞。カンボジアに来る前にネットでフォローしてた地元ガイドのローズさん(FB)を偶然見つけて興奮してました。
池の畔で待つこと2時間くらい。ようやく日の出。待つのは長かったけど、頭が出始めたら、すぐに日が登るんですね。すごく幻想的で美しい光景でした。

この日もアンコールトムを散策。プラサッド・ベイヨンから、バプーオン、ピミアナカス、ライ王のテラスまで歩きました。


1月2日

この日は移動日です。
ボランさんにバスを予約してもらいました。大型の観光バスで移動するつもりだったのですが、ボランさんにもっと安くて速いバスがあるからこっちがいいよとお勧めされたバス。

ただのワゴン車でした。

まぁいいです。実際速かったし。渋滞も脇をすり抜けて走り抜けてくれましたし。
けっこう道路は舗装されていて、思った以上に快適でした。一部道路が壊れていましたけど。
郊外にでると、道の脇にじゃがいもがずーっと敷き詰められていました。乾燥させてるみたい。6時間ほどでプノンペンに到着。

この日は歩いてホテル周りの観光とか、バーに行って飲んだくれていました。プノンペンは日本人観光客が少ないです。あと、みんな基本的にバイク移動らしく、通行人がほとんどいないから、歩いての移動はけっこう怖いです。

1月3日

この日は王宮を散策したり、歩ける範囲で散歩していました。

後はバーに行ったり、ホテルのプールでゆっくりしたり。
夜に、ワットプノンの方で出店とかイベントやってると聞いたので行ってみたら、地元民のカラオケ大会でした。とりあえず中に飛び込んでみたけど、ずっっっと周りから見られてて、ちょっと危険を感じたのでトゥクトゥクで退散しました。

1月4日

最後の日はがっつり観光にしました。ホテル専属のトゥクトゥクドライバーと1日20ドルの交渉をして出発。
セントラル・マーケットやアートストリート、トゥールスレン博物館、ロシアンマーケットを見て、最後バーで飲んで空港に向かいました。ちなみに街にVIPがきていたらしく規制がありワットプノンには行けませんでした。
トゥールスレンはクメール・ルージュ時代に拷問に使用された小学校。2万人ほどが虐殺され、生き残ったのはわずか8人だそうです。収容されていた人々の写真や拷問具、遺骨などが展示されていて、とても哀しい場所でした。



最後の最後、”1日観光で空港まで”で交渉したはずなのですが、空港送迎に別料金10ドル請求されたので、30分くらい喧嘩になりました。途中、バイクのシートに手を突っ込んだので、「すわ、銃か」と身構えたら、メニュー表でした。遅ぇよ。メニューに書いてます通り・・・じゃないよ。朝提示しろよ。
最初の約束になかったので、頑としてつっぱねました。(でも実際街中から空港までけっこうな距離があったので3ドル多く払いました)
どちらも必死。


最後すったもんだありましたが、無事日本に帰国。


道いっぱいのじゃがいも

ガソリンの路上販売

遺跡は色々禁止


遺跡周り