2012年10月31日水曜日

父が甥っ子に作ったおもちゃが凄い件

先日、地元から母が遊びに来ていたので、家族で食事をしました。
そのときに、母が日本酒の箱の中からおもむろに取り出したおもちゃが凄かったので紹介します。

数年前に定年を迎え、暇を持て余した父。そんな父の渾身の作品。


トラクターです。
甥っ子が、以前に田舎で乗せてもらったそうで、そのトラクターを再現しています。
持ち運び時に邪魔にならないように、後のパーツは着脱可能です。


ちゃんとハンドルまで再現されている手の込みよう。
ただ材料を組み合わせただけではなく、デザイン的にも配慮して作られているのが見て取れます。


そして下がフォークリスト。手前のレバーを回すと、ちゃんと物を持ち上げて運搬できます。
ちなみに奥には、ショベルカーもあります。
ショベルカーは、台座が360度回転しますし、アームも3箇所で稼動。
土を掘ることができます。

これらのおもちゃ、材料はアイスの棒です。
手のひらサイズの中に、しっかりとしたディテールでギミックまで組み込んで、高い完成度のおもちゃを作ってしまう、しかも廃材を活用してのこのクオリティ。父の本気を初めて目の当たりにしました。



甥っ子よりも、僕が大興奮です。



ちなみに、実家にはあと3台納車済みだそうです。

2012年10月28日日曜日

本の紹介:妻を帽子と間違えた男

Pという男性は音楽家で、ユーモアがあり、精神的に異常もない健康な男性だった。

しかし、Pは、自分の生徒が近くにいても気づかない事がたびたびあり、また家具の彫り物に話しかけたり、消火栓の頭を、子供たちにするようにポンと叩いてた。
あまつさえ、部屋を出るときには、帽子を探して、おもむろに彼の妻の頭を掴んで被ろうとした。


テストをするとPは、多面体などの、物の形は正常に理解できた。
しかし、例えばバラの花を見せても、「立体としての形」は理解できても、それが「バラ」だと理解できなかった。

家族の写真を見せても、それが「何」なのか理解できない。誰の顔なのか、どんな表情なのかすらも。



あるところに入院中の患者がいた。
ある日彼は、自分のベッドに切断された人間の足があるのを見つけた。
誰かがいたずらで自分のベッドに入れたのだろうか?

悪ふざけに怒った患者がその足をベッドの外に放り投げると、なぜか自分の身体ごとベッドから落ちた。

その足は自分の身体と繋がっていたのだ。
気持ち悪いと騒ぐ男。

だけど、その足は、紛れも無くその患者本人の足だ。
なぜ、この患者は、自分の足を自分のものと認識できなくなったのだろう?

なぜ、前述のPは、ものの形と意味を紐付けられなくなったのだろう?



人の脳は非常に複雑で、それ一個が機能を持っているわけではありません。
物の形を把握したり、意味を考えたり、記憶したり、判断を下したり、さまざまな役割を持った部分が有機的に結びついて機能を発揮し、そして個人が形作られます。
その中に1つの機能が欠損してしまったら。

我々には考え難い反応をするようになるそうです。




「妻を帽子と間違えた男(著:オリバー・サックス)」は、そのような脳における障害をもった24人の症例を紹介しています。
症例の解決がされたわけではない。どうすればいいのかも記してはくれていません。
ただ、ユーモアを交えて、驚きと敬意をもってそれぞれの方の人生を紹介しています。


みなさんも、脳の不思議、奥深さについて考えざるをえない一冊です。

2012年10月19日金曜日

オフィスワーカーは椅子を捨てられるのか。

最近、長時間座っていることのリスクをよく耳にします。

長時間デスクワークをすると、死亡リスクが2倍だとか40%増すとか、とにかく跳ね上がるそうなんですね。

1日11時間以上座る人では死亡リスクが40%以上増大
座っている時間が長いほど寿命が短い
デスクワークの男性は前立腺がんのリスクが増加!?
こんな恐ろしい記事が次々に出てくるんですよ。


そのリスクを減らすために、なるべく定期的に立つとか、歩くようにしましょうといった対策をするとよいそうなんです。
そもそも人間の身体は、座って過ごすような設計になっていないそうなんですね。


そういったわけで、じゃあ立って仕事をしましょうか、と立ってデスクワークができるデスクなどがちらほら紹介されています。
Googleでも立って仕事ができるようになってるとか。









ただ、僕は腰が弱くてですね。
立って長時間の仕事には耐えられそうもありません。
そういう人も多いと思うんですね。
じゃあ、甘んじて不健康のリスクを全身で受け止めなければいけないのか。

僕は考えました。
そこで今後お勧めするスタイルは、これです。



立って仕事をするけど、浮力があるので身体への負荷を少なくすることが出来ます。
さらに温泉の素を入れれば、仕事をしながらリウマチも治る優れもの。

しかも男性社員のモチベーションがなぜか上がること間違いなしです。

2013年はこの製品がKickstarterで話題を総なめにしているんじゃないかと密かに期待しています。

2012年10月16日火曜日

This is your Final Notice of Domain Listing

なにやら緊急そうなドメイン関連のメールが届きましたが、よくみたら送り元がhotmail。
ドメインの有効期限に便乗した詐欺でしょうかね。
真面目に読んで損した。



This is your Final Notice of Domain Listing


Attention: Important Notice

DOMAIN SERVICE NOTICE

As a courtesy to domain name holders, we are sending you this notification for your business Domain name search engine registration. This letter is to inform you that it's time to send in your registration and save~とかなんとか。

アイデア商品4つ

パソコン周りをすっきりさせるテーブルです。
テーブルの中が空洞になっていて、ケーブル、キーボード、ノート、マウスなどがさくっと収納できます。また、足の1つにケーブルが通せるようになっているので、外部電源へのケーブルもすっきりさせることができる優れ物。

デザイン: Michael Bambino




インテリアとしても美しいPC。
フォーラムでGtek氏が自作したそうです。これは素敵なPCですね。おしゃれ感が凄いです。

http://forums.bit-tech.net/showthread.php?t=243106&fb_source=message





人気のinstagramで撮った写真をディスプレイするためのガジェットInstacube。
wifiを使ってリアルタイムに更新できるので、自分の写真や友達の写真をがんがん送ってディスプレイすることができます。

kickstarter





空気清浄機能が付いたペットケース。2層のフィルタで臭いを除去します。

Amazon

2012年10月12日金曜日

米アマゾンで見つけた面白アイテム5つ

ティッシュケースに見えるこの商品、実は出てくるのはパンツ。
もしものときに大活躍するパンツケースなのです。
男女ともに使用できるサイズのこのケースをベッドサイドや車に置いておくといつでも安心の、ストレスフリー商品です。


こちらは一見ゴルフクラブに見えるこのアイテム。
実は水筒。

どうみても3番ウッドなフォルムだけど、好きな飲み物を1.4リットルも格納可能。
ゴルフバッグにしれっと忍ばせておけば、暑いゴルフコース上でいつでも水分補給が可能です。

熱中症対策に最適のアイテムです。



ワインを中から冷やそう。

そう、このアイテムはコルクの先端に保冷するためのアタッチメントが付いているのです。
栓を抜いた後はこれを差しておけば、冷えたワインがいつまでも楽しめる優れ物。
使い終わった後は洗って、再度冷やしとけば何度でも使う事ができます。まさにクール&エコの今の時代にピッタリですね。




子どもは反抗期を迎え、妻は自分に振りむいてくれない。ゴルフに行きたいけど、お金も時間もない、妻も行かせてくれない。自分の居場所はトイレだけ・・・。

そんなパパに朗報。

トイレでゴルフの練習ができる画期的な商品がこれ。
静かなトイレで用を足しつつ、心行くまでパターの腕を磨く事ができます。


年々凶悪犯罪が増え、物騒な世の中になってきました。
家の中も安全とは言えない昨今、常に緊急事態に備える必要性が増しています。
もしも部屋に誰かが押し入ってきたら、警報を鳴らして身を守りましょう。

このボタンはそんなときのための緊急警報。
ボタンを押すと、


甘美なヨーデルが鳴り響いて、周りの人々を幸せな気持ちにしてくれます(犯人含む)。










参考:
http://www.dumpaday.com/random-pictures/funny-pictures/funny-products-sold-on-amazon-16-pics/

2012年10月10日水曜日

アクアスキッパーが楽しそう過ぎる

水の上を、ホッピングの要領でビョンビョン飛び跳ねるアクアスキッパーが凄く面白そうです。



スピードが出すぎるわけでもなさそうなので、(さすがに海水浴場は危ないと思うけど)湖などでビョンビョンできたら楽しそうですよね。

米Amazonで売っているのを見つけていいなぁと思ったら、日本でも発売されていました。
http://www.aquaskipper.jp/
本体9万円也。

米Amazon(340ドル)から日本への発送はできないようなので、ちょっとお高いですね。

2012年10月8日月曜日

Child's Anthem!

TOTOのChild's Anthem(子供の凱歌)がかっこよくて最近毎日聴いているんですけど、あまりにかっこいいので演奏してみたくなって、ドラム練習の時にやってみました。
最初はピアノ+ドラムで全演奏しようと思ったけど、ピアノは特にレベルが低すぎてどうしようもないので、あきらめてドラム以外のパートはYAMAHAシーケンサー様に適当にがんばっていただきました。
でもせっかくピアノ撮ったので、バックで垂れ流しているのです。不協和音だな、と思ったらミスタッチpgrと思ってください。

先に全世界に謝っておきます。すみません。




2012年10月2日火曜日

勉強大好き芸人と偉大な企業

先日、アメトーークで勉強大好き芸人という企画を放送していて、その中で宇治原史規さんがこういうことをおっしゃっていました。

「問題集を解くときには、必ずいつまでに終わらせるかを決める。例えば2か月先と決めたら、300ページある問題集なら1日5ページを毎日続ければ、勝手に終わる。1日5ページやると決めたら、必ず5ページを守る。調子が良いからと言って10ページやってしまうと、調子悪い時には2ページでいいか、と妥協してしまい、結局300ページを終わらせることが出来ない。」

そういえば9月に発売された”ビジョナリー・カンパニー4”で全く同じ事が述べられていました。

20マイル行進というストーリーで説明されていましたが、つまり、目的地まで歩くと言ったときに目標を決めていないと、天気が良い日には1日に40マイルも50マイルも歩き、天候が荒れた時には”天気が回復するまで待とう”と宿に籠ってしまい先に進まなくなってしまう。結局1日に常に20マイル歩き続ける人が先に目的地に着けるという話です。

ビジョナリー・カンパニー4で紹介されている偉大な企業”10x企業”とは、業界の平均値を最低でも10倍上回る成長を遂げた企業ですが、これらの企業は例外なく、景気が悪い時でも必ず最低限の基準以上の業績を上げ、景気が良い時も安易に時流に乗らずに自制し、業績を基準の上限以下に抑えていたそうです。


ニュースでよく、ある企業の驚異的な成長を華々しく報道するのを目にします。しかしながら、そういった企業がまるで花火が弾けるように、消えてしまう例は枚挙に暇がありません。

急激な成長を果たすと、社内の意識が例えば奢りに変わってしまったり、成長に合わせた社内の体制が整わないといった弊害が起きます。また、急激な成長が、その時に時流に上手く乗っただけのものだと、状況が変わった時に順応できなかったり、それまでの大きな成長が止まった時に焦りから不必要な手を打ってしまったり、もしくは関係のない事業に手を広げて失敗を引き起こすなどして、事業そのものにダメージを与えてしまう事があります。

追い風を感じるとき、いけそうなときに、敢えて業績を抑制するのは、並大抵の自制心ではありません。即断、即決、スピード経営が叫ばれる中、実は、確固たる理念と目標を持って、成長スピードをコントロールできる企業が、成功するということですね。






ちなみに僕はローマ好きなので、無理矢理ローマ史を絡めて見ます。
古代ローマは、急激な領土拡大路線を突き進んだ結果、”内臓疾患”と揶揄される、ローマ内部の問題に苦しんだそうです。調子が良いからと言って、40マイルも50マイルも進めてしまったんですね。その結果、征服した広大な農地を一部の元老院議員が独占し、逆に兵士として最前線で戦ったローマ市民は、長い間土地から離れていたために農地が荒廃し借金に苦しんでいく。こうして貧富の差があまりに拡大し、貴族と市民の間でトラブルが絶えなくなりました。急激に体が成長したのですが、内臓の成長が追いつかなかったのです。
この問題を解決するためにはアウグストゥス帝によるローマ帝国への政体移行を待たなければなりませんでした。そこに行きつくまでに、多くの時間と、命が失われたのです。

2000年前も今も、同じですね。