2012年12月27日木曜日

お正月の迎え方。

先日、竹田恒泰先生の講演を拝聴しに行きまして、そこでお正月の正しい迎え方のレクチャーをいただきました。

正しい迎え方を知れば、一年の始まりを気持ちよく迎えることが出来ると思いますので、ぜひ皆さんとシェアしたいと思います。竹田先生の実際の講演は、宮中の雑学や裏話など楽しい話が満載で、ほうほうと納得したり笑ったりしながらより深く知ることができますので、興味のある方はぜひそちらに足を運んでください。


そんなわけで、まずお正月の意味ですが、これがまた”特に大きな意味は無い”とのことです。

つまり、伝承でこういう言い伝えがあって、とか実は古代の天皇がこんなことをした記念の日で、とかそういった類の逸話はないそうなんです。

じゃあなぜお正月を祝うのかというと、一年の始めを「運気の高いハレ状態」にすることでそれからの一年を気持ちよく過ごそう、とそういう事だそうです。

では一年の始まりであるお正月を最高の運気に引き上げるにはどうしましょうか、という事ですが、3つあります。


  1. 縁起の悪い言葉は使わない。
  2. 縁起の良いものを食べる。
  3. 身の回りを綺麗にする。



縁起の悪い言葉は使わない


言葉には言霊が宿ると言われます。ですので、死に纏わるような言葉とか、貶す言葉など使うと運気が下がるということですね。嫁姑関係などでどうしても相手を罵る必要があったら、言葉を綺麗な言葉に言い換えて、運気を下げないように罵りあいをすればいいと思います。


縁起の良いものを食べる


タイや黒豆、海老は縁起がいいとされている食べ物ですね。基本的におせち料理は縁起の良いもので溢れているので、おせちを食べて、身体の中から運気をあげると良いんですね。(縁起物一覧

身の回りを綺麗にする。


使い古した衣服じゃなくて、新しい、綺麗な下着、衣服を身に着けるといいそうです。気分的にも新鮮で嬉しい気持ちになりますよね。
また、身の回り、つまり部屋も綺麗にすればいいのですが、年末に部屋を綺麗にする大掃除にはもう1つ意味があります。
それは、年神様(wiki)をお迎えするということですね。

大掃除は、神棚から始めて、仏間、主人の部屋、そして家全体という順序で綺麗にしていきます。
念入りに綺麗にしないと、デリケートな年神様はすぐに帰ってしまうそうです。喘息持ちなんでしょうかね。

そして目印として門松を置いて、年神様の鎮座するための鏡餅を準備すれば万端ですね。


ちなみに、ハレの天敵は穢れ(けがれ)です。
穢れといえば、「死」「出産」「血」の3つが主なものだそうです。
出産はとてもおめでたい素敵なものですが何で穢れなの、とお思いの方も多いと思います。
穢れ=汚いという事ではなくて、ちゃんと意味があるそうですが、ここでは割愛します。

年内にお身内の方に不幸があると、穢れ状態になってしまいます。
お正月の間、喪中として年賀状を送らないのは、手紙に乗せて穢れを他の人に送ってしまわないようにとの配慮だそうです。ですので、喪中の方は家に篭って他人と会わないようにするのが正しいそうです。

あと、血も穢れなので、お正月中は怪我をしないように特に気をつけてください。
出血したら、台無しです!


以上が、ざっくりとしたお正月の迎え方として伺った事です。
これで2013年最高の一年のスタートを皆さんとできたら幸いです。


参考:竹の間-竹田恒泰のホームページ

2012年12月14日金曜日

ラスベガス Day.6 Re:invent最終日

11月29日は、早くもRe:Invent最終日となりました。
本日は、ヴァーナー・ボーガス(Werner Vogels)氏とジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏の講演、いつくかのセッションがあり、いつもよりも早めの午後6時に終了という予定です。


朝の一番目はAMAZONのCTOヴァーナー・ボーガス(Werner Vogels)氏の講演でした。
まずAmazon.co.jpの負荷の流れが紹介されました。つまり、自社サーバで運用していた初期段階では、リソースに多くの無駄があったということです。
一日の中でも日中は負荷が高く、夜は負荷が低い。
また、一ヶ月の期間で見ても、特に年末商戦など負荷が上がる場合などがある。
その中で高負荷のラインに合わせてリソースを設定した場合、あまりに非効率で無駄が出てしまう。
そういったことから、2010年にAWSへ移行していったそうです。

そこからボーガス氏は「21世紀のアーキテクチャー」について語りました。
それは、制御可能である事、弾力性のある事、適応性が高い事、データ駆動型であること、の4点です。


・制御可能である事(Controllable)とは、情報を細かい単位のコンポーネントに分割し制御すること。

・弾力性のある事(Resilient)とは、柔軟にシステムを変更する事で強障害性を実現し、ひいては顧客を守る、ということです。

障害は起こるものと言う前提で、例えばS3のようなストレージサービスは、アベイラビリティゾーンを分け、連携することで99.99999999%という高い可用性を担保しています。

・適応性が高い事(Adaptive)とは、前提や環境の違いに合わせた配置が容易であることです。
例えミスがあっても、やり直しが簡単なので、あらゆる状況への適応が可能となります。

・データ駆動型(Data driven)とは、前提として全ての行動はデータ由来であるという事。
データを重視して、カスタマー経験であったり、流通の最後まで気を配るという姿勢です。
平均値ではユーザの50%もカバーできないので、データを精査するということです。


講演中は、ピンタレストとanimotoの2社が紹介されました。
いずれも、AWSを効果的に使う事で大幅なコストの削減と安定したサービス提供を実現しています。
自前でサーバを運用すると、非常に大きな運用負担がかかりますが、そこから手を離すことで、サービスそのものに100%注力する事ができます。
AWSを使いこなすことでどれだけのことができるだろうかと、想像せずにはいられない講演でした。


さて、ジェフ・ベゾス氏の講演は次の記事で書きますが、この講演後は、キャッシュについてのセッション、S3のセッションなど受けました。18時が近づくと、ブースの人達も片づけを始め、片付け終わったところから飲み始めるという、すごい和気あいあい感を感じさせつつ、時間が過ぎるとアナウンスの一つで終わりというあっけない閉幕でした。


2012年12月1日土曜日

ラスベガス Day.5 Re:invent二日目

11月28日本日は、朝一でAWSシニアバイスプレジデントのアンディ・ジャシー(Andy Jassy)氏の基調講演に参加しました。





今や様々な企業から教育機関、政府まで使っているAWS。
その中で最初に紹介されたのはJPL、NASAのジェット推進研究所です。
NASAのプロジェクトで火星に降り立った火星探査機キュリオシティに、AWSが使われています。
キュリオシティから届いた火星の画像データはS3に蓄えられ、EC2で解析するそうです。
こうしてリアルタイムにデータが処理され、火星の様子がお茶の間に中継されていました。

次に紹介されたNetflixは、映画やドラマを配信している会社です。
日本では最近はhuluというサービスが浸透してきていますが、アメリカではNetflixが強いそうです。
これまでは自社のデータセンターを使っていたそうですが、爆発的に増えるアクセスとデータ量を支える為には自社のデータセンターでは追いつかないということで、AWSへの移行を行ったそうです。現在は9割方移行が完了し、来年には100%がAWSとなるそうです。
AWSサーバは柔軟に増強できる点とコストパフォーマンスが魅力とのことでした。

データの移行という点では、SAPも紹介されていました。
SAPはAWSと協業関係を結んでクラウド仕様のソリューションを提供しています。
それらの企業データを安全かつ大量に保存するためにAWSが活きているんですね。

セキュリティについては、AWSとしても当然一番の優先事項で、ここで紹介されたのはナスダックの新サービスFinqloudでした。
Finqloudは金融機関向けのソリューションで、膨大な量の取引データを扱えるAWSの利点はもちろん、セキュリティの面でも信頼性の高いシステムを構築できているとのことでした。

コストという面では、自社でサーバを運用するのに比べて遥かに安価に初期投資が済み、また運用面でもコストが下がる。調達に時間もかからない。
そのため多くの顧客が利用する。そうするとさらに価格を下げることができる。
という良サイクルが循環するんですね。
ということで、S3の25%値下げが発表されました。

AWSはこの一年だけでも数十のサービスをスタートさせていますが、Red Shiftというデータウェアハウスが発表されました。
ペタバイトレベルの超巨大ボリュームを扱えるサービスだそうで、Amazonで20億件のデータを使ってテストしたところ、1/10ほどのコストに押さえられることがわかったそうです。
うちではひとまずまだこのサービスの利用は遠そうですが。

最後に、先の大統領選挙でもAWSは活躍していて、200もの関連Appをはじめ、有権者のデータ解析と管理など様々な用途でフル活用していたそうです。



さて、基調講演の後は様々なセッションが開催されていました。
セキュリティ関連を2つ、データベース(RDS)を1つ受けましたが、特に真新しいことはなく、基本的な機能の紹介で終わったのは残念でした。
「あなたの知らないEC2」というセッションを受けたかったのですがあまりの人気で入れず、残念でした。
そこで代わりにAWSを利用した新しいサービスのコンペティションを観覧しました。




  • 写真や動画をごっそりと取得し、管理するthislife.com
  • データウェアハウスサービスのbityota.com
  • ビジネスドキュメントを快適に持ち運べるaverail.com
  • 巨大データ処理Hadoopを簡単に利用出来るmortardata.com
  • オンラインでビデオ編集ができるanimoto.com
  • プロジェクト管理ツールcloudmunch.com
  • ネットで仕事依頼ができるalegion.com
  • あらゆるサイトにポイント付きの広告を打てる(?)punchtab.com


といったサービスがそれぞれプレゼンテーションしていました。


18時からは、Re:playということで、
広いホールをクラブ仕様にしてパーティが開催されました。

入り口には円形のDJブース。
真ん中にはアーケードゲームやエアホッケーが並び、それを囲むように食事やドリンクスペースがあり、ソファにはジェンガなどのゲームが置いてあって、自由に遊べるようになっていました。

ソファのゲームなどしてると、外国人がふらふらと近寄ってくるので、話しかけやすくなってるんですね。
ブラジル企業の人とか、アメリカの二代目社長とか、ウェブ会議系の技術者とか、いろいろ話すことができました。




みんなで勝負。人だかりができました。

ゲームスペース

DJステージ


祭りの後

2012年11月30日金曜日

ラスベガス Day.4 Re:invent初日

11月27日本日からアマゾン初のグローバルコンベンション「Re:invent」が始まりました。




朝から気合入れて会場であるベネチアンホテルに乗り込んできましたが、なんせAWSパートナーではないので、今日のパートナーサミットは参加できようもなく、夜のオープニングレセプションのみの参加です。

受付はメールアドレスを入力するだけの簡単なもので、首から下げるタグが発行されます。これを係の人が専用の機械とかざすといろいろと情報がでてくるようです。
パートナーサミットにしれっと行ってみましたが、入り口でタグを読み取られたら真っ赤なエラーが出ました。ごめんなさい。




19時のレセプションまでだいぶ時間があったので、会場の隅っこでひたすら日常作業していました。
たまに話しかけられて、主に笑顔で頷くという会話っぽい作業もこなしつつ、時間を待ちます。

夜19時からレセプションが始まりましたが、日本のように開会のあいさつとかそういうものは一切無く、ただ会場の部屋に入って飲んで食べるみたいな。とてもふわっとしていました。




僕はというと、なんか仲良くなったインド系クォーターのアシーシ君とうろうろしたり、だべったり、他の参加者と話をしたりしているうちに時間終了です。
アシーシはモバイル端末の超有名な開発会社の技術者で、今は自社運用しているデータセンターをアマゾンAWSに移行するプロジェクトをたった3人で担っているそうです。携帯端末では、読み込んだウェブページを、携帯用にスリム化する必要があるそうで、そのためにはスペックの強いサーバ機が必須なんだそうです。そういうところでもAWSは活用されるんですね。

ちなみにこの日の夜は、ベネチアンのレストランで「マツタケスパッゲティ」というのを見つけて注文してみましたが、すごく短いキノコがたくさん乗ってて、匂いも味も形も松茸とは程遠いシロモノでした。




2012年11月29日木曜日

ラスベガス Day.3

26日。

まさか時差ぼけに悩まされるとは。

前日は程良く疲れたので23時に床につき、6時に起きる予定でした。

1時半に起きました。

一旦目が覚めてからは朝まで眠れなかったのですが、せめて体は休めようと思って横になり続けました。朝はバイキングっぽい食事が用意されていたので、ベーグル、ヨーグルト、バナナ、グレープフルーツ、フレンチトースト、スクランブルエッグ、よくわからない肉、コーヒー、ジュースをがっつり食べ、早朝にブライスキャニオンに向かいました。

ブライスキャニオンは24時間オープンというコンビニ仕様だったので、ずんずんと侵入し、サンセットポイントなる地点に車を止め、Navajo Loop(ナバホループ)というトレッキングコースを歩きました。1,2時間のコースとのことだったので、カバンに服と飲み物を詰めて挑みましたが、なにせ早朝。誰もいないので我が物顔で快適にずんずん歩くと30分程で一周しました。
たった30分でしたが、あまりに壮大な風景は心に深く突き刺さりました。




前日にナビの陰謀によって間違ったルートを走らされていたことを知らなかったので、あまり時間に余裕が無いと思ってすぐにラスベガスに向かいました。


走っていると前日と景色が違う。

めっちゃ白銀の世界。

もしかして北に向かってるのかと、何度か車を止めて地図を確認しましたが、どうもあってるっぽい。疑心暗鬼に襲われながらも車を走らせると4時間ほどでラスベガスに帰ってきました。よかった。

レンタカーを無事に返し、今日から3泊するトレジャーアイランドというホテルにチェキ。
市内を観光しようと思い、街にでてぶらぶらしてると、ファッションセンターというモールの中に、チケット半額屋を発見。
せっかくのベガスなので何かショーを見ようと思って掲示板を確認すると、たしかに安くなってるんですけど、それでもちょっとお高い。なので、かなり安い38ドルのチケットを購入。

ビートルショーっていう、ビートルズのコピーバンドショーに行きました。
受付で9ドルをさらに払って、前から4番目の席を確保。面白かったです。当時のテレビ番組を模したイメージで、司会のモノマネからスタートし、有名な曲の数々を演奏。演奏も、ショーとしても楽しかったです。




ショーが終わった後に、演者が出口に出てきてるんですが、ポール・マッカトニー(偽)が僕を見て、「キミ、前にいたね!見えてたよ!アリガトー」と声をかけてくれました。




そんなこんなで3日目は平和に終了しました。













ラスベガス Day.2

25日。

前日の疲れから、十数年ぶりに目覚ましアラームに気がつかず、起きたのは12:30でした。

慌ててチェックアウトを行い、マッカラン空港のレンタカー場に向かいました。
8時にピックアップの予定が大幅に遅れて13時30分。
車に乗り込みそのまま一路北へ向かいました。

目指すはユタ州ブライスキャニオン。
距離は255マイル=410km

なんとアメリカの高速道路は制限速度75マイル(120km)なので、アメリカンロックを背景に高速でかっとばして目的地を目指します。

で、いま地図を見て自分の辿った道を確認してるのですが、明らかにナビに騙されていたことに気が付きました。明らかに遠すぎると思った。到着に7時間かかってるんですよ。帰り、全然違う道を走らされて大丈夫かと心配したのにもかかわらずめっちゃ早くラスベガスに帰ってきてびっくりしたので、もしやと思ったのですが、ものすごい遠回りさせられてた。やばい、怒りが怒りそう。

国道15号から、20号に入るという遠回りルートだったのですが、20号に入ったあたりでガソリンが残り1メーターになってしまい、目的地までは50マイルを残している状態。途中でガソリンスタンドがあるかもわからないし、目的地に届くかも微妙。途中でガスが切れたら命が危ないと思ったので、泣く泣く近辺のガソリンスタンドを検索し、15号に戻ってさらに北上してBeaver(ビーバー)という街まで遠回り。全行程は300マイルを余裕で越えてたと思います。
ブライスキャニオンの宿に到着したのは20時で、本日初めての食事をとって終わりです。

食事はよくわからないので、「初心者向け」と書いてあるメニューからビーフとポテト・チーズという料理を注文。出てきたのは、全部がごろりと載った皿でした。
強者向け!強者向け!




第2日目まで、とりあえず移動しかしていません。

2012年11月27日火曜日

ラスベガス Day.1

お客様はこの飛行機にはお乗り頂けません。

そんな一言から悪夢のような旅行が始まりました。
手続きのミスから飛行機を逃し、予定では14時間弱でラスベガスにいるはずが、23時間ほどかかる大移動となってしまいました。
すなわち、ホノルルで乗り換えのため5時間待つという予定が差し込まれてしまったのです。

24日の昼にはラスベガスにつき、ラスベガスの雰囲気を掴みつつ時差ぼけに対応するという予定も狂い、実際の到着は24日の24時。ホテルに移動して寝るしかできることがない1日目ですが、23時間の長時間移動が体力をしこたま奪っていたため、2日目の朝、はっと気がついたときには時計は12時30分を指していました。

絶望的!

2012年11月21日水曜日

どうした銀行

僕もみなさんと同じくらいにはそこそこ銀行を利用しているのですが、
銀行を利用する度に、毎回何かしら嫌な思いをしています。

例えば、日本→ドルの両替をしにいった時、

1)外貨両替は3階と言われる
2)3階に行くと、日本→外貨は2階のATMと言われる
3)2階に行くと、朝10:45まではATM使えないので3階でと言われる

そんな感じでぐるぐる盥回されるわけですね。

向こう都合で物凄く適当なオペレーションをされると堪ったものではないのですが、
そういった感覚が銀行全体の行動に出てしまっているんじゃないかと思います。

様々な分野で日本のサービスって、素晴らしい心配りと配慮があって、
世界に誇るものだと思うんですけど、銀行は変わらないのかなぁ。
と、いつも思っているんですよね。


あ、そのあと両替したら、
おつりの段階になって、いつの間にかレートが上がって計算されていたというオチ付き。


2012年11月14日水曜日

Facebookに嫌われている件

ブログ公開から2か月あまり立ちますが、なぜか「いいね!」を押すと承認を要求される状態が続いています。
どうも自動でスパム認定されているそうですが、改善されないので、八方塞。


参考
facebookの「いいね」ボタンに「承認」が必要となるケースについて

2012年11月13日火曜日

あなたのワンちゃんも、今日から町内の支配者!


犬って、縄張りを主張するために、おしっこを電柱にかけるじゃないですか。
しかも、より高いところにかけた犬が、縄張りを主張できるらしいじゃないですか。

ということは、チワワのような小型犬は、小型犬に生まれた瞬間に、縄張り主張レースから脱落してしまいますよね。
そうなったら、やはり飼い主としては、大事な家族であるワンちゃんが他の家のどこの馬の骨ともわからない犬の傘下に組み入れられるのは我慢ならないから、ワンちゃんを抱き上げて、なるべく高いところからおしっこさせてあげますよね。

人が持ち上げるのにも限界があるわけで、そうするとハシゴを用意する飼い主が出てくるのも時間の問題です。

そうなってくると、より高みを目指して、フォークリフトやはしご車、クレーン車を使って縄張り争いを補助するサービスの需要が出てきますよね。

これであなたのワンちゃんも、今日から町内の支配者!


最終的にはヘリコプターから散布するサービスが出るのも時間の問題です。
このサービスは、散歩のたびに需要が出てくるので、定期的な収益を上げる事ができる非常に優れたサービスとなりそうです。

さらに、高所からのおしっこに消極的なワンちゃんのために、高所でもリラックスさせておしっこを促すピストレーナーという新しい職業もできそうです。資格と専門学校を創設するという広がりも期待できますね。


っていう妄想。

2012年11月12日月曜日

バンドと組織。

先日、僕が在籍しているバンドの練習に、ご縁があってプロの方が指導しに来てくれました。
あっという間の2時間の中で、音作りから曲の進行まで、細かくアドバイスをしていただいて、ばらばらだった演奏がずいぶんと引き締まった感じがしました。

とはいえ、指摘していただいた多くは、特段マニアックなことではなくて、一般的なことだったり、当たり前の事だったりするんですね。でも、プロの方に入っていただいて、客観的に指摘されることで、当たり前の事が抜け落ちていたことに気づくことができる。もう一度振り返って認識することができる。
また、長い時間の中で、つい自分の都合の良いようにしてしまっていた部分を一旦壊して、演奏中に意識すべきポイントを見直す事ができる。

改めて、そういった外からの声の重要さと知るとともに、そういった当たり前のことを認識できていなかった自分の未熟に大いに気付かされた一日でした。

まさにコンサルタントもしくはコーチを迎え入れた気分です。
人が数人集まってグループとなれば、それはバンドでも会社でも変わりはありません。

誰がどの役割なのか。
誰が何をしなくてはいけないのか。
問題点は何か。
解決する課題は何か。
全体の中でポイントはどこにあるのか。

いつも俯瞰して見渡す視点を持たないといけませんね。

2012年10月31日水曜日

父が甥っ子に作ったおもちゃが凄い件

先日、地元から母が遊びに来ていたので、家族で食事をしました。
そのときに、母が日本酒の箱の中からおもむろに取り出したおもちゃが凄かったので紹介します。

数年前に定年を迎え、暇を持て余した父。そんな父の渾身の作品。


トラクターです。
甥っ子が、以前に田舎で乗せてもらったそうで、そのトラクターを再現しています。
持ち運び時に邪魔にならないように、後のパーツは着脱可能です。


ちゃんとハンドルまで再現されている手の込みよう。
ただ材料を組み合わせただけではなく、デザイン的にも配慮して作られているのが見て取れます。


そして下がフォークリスト。手前のレバーを回すと、ちゃんと物を持ち上げて運搬できます。
ちなみに奥には、ショベルカーもあります。
ショベルカーは、台座が360度回転しますし、アームも3箇所で稼動。
土を掘ることができます。

これらのおもちゃ、材料はアイスの棒です。
手のひらサイズの中に、しっかりとしたディテールでギミックまで組み込んで、高い完成度のおもちゃを作ってしまう、しかも廃材を活用してのこのクオリティ。父の本気を初めて目の当たりにしました。



甥っ子よりも、僕が大興奮です。



ちなみに、実家にはあと3台納車済みだそうです。

2012年10月28日日曜日

本の紹介:妻を帽子と間違えた男

Pという男性は音楽家で、ユーモアがあり、精神的に異常もない健康な男性だった。

しかし、Pは、自分の生徒が近くにいても気づかない事がたびたびあり、また家具の彫り物に話しかけたり、消火栓の頭を、子供たちにするようにポンと叩いてた。
あまつさえ、部屋を出るときには、帽子を探して、おもむろに彼の妻の頭を掴んで被ろうとした。


テストをするとPは、多面体などの、物の形は正常に理解できた。
しかし、例えばバラの花を見せても、「立体としての形」は理解できても、それが「バラ」だと理解できなかった。

家族の写真を見せても、それが「何」なのか理解できない。誰の顔なのか、どんな表情なのかすらも。



あるところに入院中の患者がいた。
ある日彼は、自分のベッドに切断された人間の足があるのを見つけた。
誰かがいたずらで自分のベッドに入れたのだろうか?

悪ふざけに怒った患者がその足をベッドの外に放り投げると、なぜか自分の身体ごとベッドから落ちた。

その足は自分の身体と繋がっていたのだ。
気持ち悪いと騒ぐ男。

だけど、その足は、紛れも無くその患者本人の足だ。
なぜ、この患者は、自分の足を自分のものと認識できなくなったのだろう?

なぜ、前述のPは、ものの形と意味を紐付けられなくなったのだろう?



人の脳は非常に複雑で、それ一個が機能を持っているわけではありません。
物の形を把握したり、意味を考えたり、記憶したり、判断を下したり、さまざまな役割を持った部分が有機的に結びついて機能を発揮し、そして個人が形作られます。
その中に1つの機能が欠損してしまったら。

我々には考え難い反応をするようになるそうです。




「妻を帽子と間違えた男(著:オリバー・サックス)」は、そのような脳における障害をもった24人の症例を紹介しています。
症例の解決がされたわけではない。どうすればいいのかも記してはくれていません。
ただ、ユーモアを交えて、驚きと敬意をもってそれぞれの方の人生を紹介しています。


みなさんも、脳の不思議、奥深さについて考えざるをえない一冊です。

2012年10月19日金曜日

オフィスワーカーは椅子を捨てられるのか。

最近、長時間座っていることのリスクをよく耳にします。

長時間デスクワークをすると、死亡リスクが2倍だとか40%増すとか、とにかく跳ね上がるそうなんですね。

1日11時間以上座る人では死亡リスクが40%以上増大
座っている時間が長いほど寿命が短い
デスクワークの男性は前立腺がんのリスクが増加!?
こんな恐ろしい記事が次々に出てくるんですよ。


そのリスクを減らすために、なるべく定期的に立つとか、歩くようにしましょうといった対策をするとよいそうなんです。
そもそも人間の身体は、座って過ごすような設計になっていないそうなんですね。


そういったわけで、じゃあ立って仕事をしましょうか、と立ってデスクワークができるデスクなどがちらほら紹介されています。
Googleでも立って仕事ができるようになってるとか。









ただ、僕は腰が弱くてですね。
立って長時間の仕事には耐えられそうもありません。
そういう人も多いと思うんですね。
じゃあ、甘んじて不健康のリスクを全身で受け止めなければいけないのか。

僕は考えました。
そこで今後お勧めするスタイルは、これです。



立って仕事をするけど、浮力があるので身体への負荷を少なくすることが出来ます。
さらに温泉の素を入れれば、仕事をしながらリウマチも治る優れもの。

しかも男性社員のモチベーションがなぜか上がること間違いなしです。

2013年はこの製品がKickstarterで話題を総なめにしているんじゃないかと密かに期待しています。

2012年10月16日火曜日

This is your Final Notice of Domain Listing

なにやら緊急そうなドメイン関連のメールが届きましたが、よくみたら送り元がhotmail。
ドメインの有効期限に便乗した詐欺でしょうかね。
真面目に読んで損した。



This is your Final Notice of Domain Listing


Attention: Important Notice

DOMAIN SERVICE NOTICE

As a courtesy to domain name holders, we are sending you this notification for your business Domain name search engine registration. This letter is to inform you that it's time to send in your registration and save~とかなんとか。

アイデア商品4つ

パソコン周りをすっきりさせるテーブルです。
テーブルの中が空洞になっていて、ケーブル、キーボード、ノート、マウスなどがさくっと収納できます。また、足の1つにケーブルが通せるようになっているので、外部電源へのケーブルもすっきりさせることができる優れ物。

デザイン: Michael Bambino




インテリアとしても美しいPC。
フォーラムでGtek氏が自作したそうです。これは素敵なPCですね。おしゃれ感が凄いです。

http://forums.bit-tech.net/showthread.php?t=243106&fb_source=message





人気のinstagramで撮った写真をディスプレイするためのガジェットInstacube。
wifiを使ってリアルタイムに更新できるので、自分の写真や友達の写真をがんがん送ってディスプレイすることができます。

kickstarter





空気清浄機能が付いたペットケース。2層のフィルタで臭いを除去します。

Amazon

2012年10月12日金曜日

米アマゾンで見つけた面白アイテム5つ

ティッシュケースに見えるこの商品、実は出てくるのはパンツ。
もしものときに大活躍するパンツケースなのです。
男女ともに使用できるサイズのこのケースをベッドサイドや車に置いておくといつでも安心の、ストレスフリー商品です。


こちらは一見ゴルフクラブに見えるこのアイテム。
実は水筒。

どうみても3番ウッドなフォルムだけど、好きな飲み物を1.4リットルも格納可能。
ゴルフバッグにしれっと忍ばせておけば、暑いゴルフコース上でいつでも水分補給が可能です。

熱中症対策に最適のアイテムです。



ワインを中から冷やそう。

そう、このアイテムはコルクの先端に保冷するためのアタッチメントが付いているのです。
栓を抜いた後はこれを差しておけば、冷えたワインがいつまでも楽しめる優れ物。
使い終わった後は洗って、再度冷やしとけば何度でも使う事ができます。まさにクール&エコの今の時代にピッタリですね。




子どもは反抗期を迎え、妻は自分に振りむいてくれない。ゴルフに行きたいけど、お金も時間もない、妻も行かせてくれない。自分の居場所はトイレだけ・・・。

そんなパパに朗報。

トイレでゴルフの練習ができる画期的な商品がこれ。
静かなトイレで用を足しつつ、心行くまでパターの腕を磨く事ができます。


年々凶悪犯罪が増え、物騒な世の中になってきました。
家の中も安全とは言えない昨今、常に緊急事態に備える必要性が増しています。
もしも部屋に誰かが押し入ってきたら、警報を鳴らして身を守りましょう。

このボタンはそんなときのための緊急警報。
ボタンを押すと、


甘美なヨーデルが鳴り響いて、周りの人々を幸せな気持ちにしてくれます(犯人含む)。










参考:
http://www.dumpaday.com/random-pictures/funny-pictures/funny-products-sold-on-amazon-16-pics/

2012年10月10日水曜日

アクアスキッパーが楽しそう過ぎる

水の上を、ホッピングの要領でビョンビョン飛び跳ねるアクアスキッパーが凄く面白そうです。



スピードが出すぎるわけでもなさそうなので、(さすがに海水浴場は危ないと思うけど)湖などでビョンビョンできたら楽しそうですよね。

米Amazonで売っているのを見つけていいなぁと思ったら、日本でも発売されていました。
http://www.aquaskipper.jp/
本体9万円也。

米Amazon(340ドル)から日本への発送はできないようなので、ちょっとお高いですね。

2012年10月8日月曜日

Child's Anthem!

TOTOのChild's Anthem(子供の凱歌)がかっこよくて最近毎日聴いているんですけど、あまりにかっこいいので演奏してみたくなって、ドラム練習の時にやってみました。
最初はピアノ+ドラムで全演奏しようと思ったけど、ピアノは特にレベルが低すぎてどうしようもないので、あきらめてドラム以外のパートはYAMAHAシーケンサー様に適当にがんばっていただきました。
でもせっかくピアノ撮ったので、バックで垂れ流しているのです。不協和音だな、と思ったらミスタッチpgrと思ってください。

先に全世界に謝っておきます。すみません。




2012年10月2日火曜日

勉強大好き芸人と偉大な企業

先日、アメトーークで勉強大好き芸人という企画を放送していて、その中で宇治原史規さんがこういうことをおっしゃっていました。

「問題集を解くときには、必ずいつまでに終わらせるかを決める。例えば2か月先と決めたら、300ページある問題集なら1日5ページを毎日続ければ、勝手に終わる。1日5ページやると決めたら、必ず5ページを守る。調子が良いからと言って10ページやってしまうと、調子悪い時には2ページでいいか、と妥協してしまい、結局300ページを終わらせることが出来ない。」

そういえば9月に発売された”ビジョナリー・カンパニー4”で全く同じ事が述べられていました。

20マイル行進というストーリーで説明されていましたが、つまり、目的地まで歩くと言ったときに目標を決めていないと、天気が良い日には1日に40マイルも50マイルも歩き、天候が荒れた時には”天気が回復するまで待とう”と宿に籠ってしまい先に進まなくなってしまう。結局1日に常に20マイル歩き続ける人が先に目的地に着けるという話です。

ビジョナリー・カンパニー4で紹介されている偉大な企業”10x企業”とは、業界の平均値を最低でも10倍上回る成長を遂げた企業ですが、これらの企業は例外なく、景気が悪い時でも必ず最低限の基準以上の業績を上げ、景気が良い時も安易に時流に乗らずに自制し、業績を基準の上限以下に抑えていたそうです。


ニュースでよく、ある企業の驚異的な成長を華々しく報道するのを目にします。しかしながら、そういった企業がまるで花火が弾けるように、消えてしまう例は枚挙に暇がありません。

急激な成長を果たすと、社内の意識が例えば奢りに変わってしまったり、成長に合わせた社内の体制が整わないといった弊害が起きます。また、急激な成長が、その時に時流に上手く乗っただけのものだと、状況が変わった時に順応できなかったり、それまでの大きな成長が止まった時に焦りから不必要な手を打ってしまったり、もしくは関係のない事業に手を広げて失敗を引き起こすなどして、事業そのものにダメージを与えてしまう事があります。

追い風を感じるとき、いけそうなときに、敢えて業績を抑制するのは、並大抵の自制心ではありません。即断、即決、スピード経営が叫ばれる中、実は、確固たる理念と目標を持って、成長スピードをコントロールできる企業が、成功するということですね。






ちなみに僕はローマ好きなので、無理矢理ローマ史を絡めて見ます。
古代ローマは、急激な領土拡大路線を突き進んだ結果、”内臓疾患”と揶揄される、ローマ内部の問題に苦しんだそうです。調子が良いからと言って、40マイルも50マイルも進めてしまったんですね。その結果、征服した広大な農地を一部の元老院議員が独占し、逆に兵士として最前線で戦ったローマ市民は、長い間土地から離れていたために農地が荒廃し借金に苦しんでいく。こうして貧富の差があまりに拡大し、貴族と市民の間でトラブルが絶えなくなりました。急激に体が成長したのですが、内臓の成長が追いつかなかったのです。
この問題を解決するためにはアウグストゥス帝によるローマ帝国への政体移行を待たなければなりませんでした。そこに行きつくまでに、多くの時間と、命が失われたのです。

2000年前も今も、同じですね。